ELS JELIPINS
アルス・ヘルピンスは商社での勤務をするも都会での生活に疑問を持ち始める。故郷のフォンルビに戻り、そこで「スモイ」というこの土地の伝統品種に出会い魅せられ、2003年からアルス・ヘルピンスを始動する。初年度は父の住処の馬小屋の一角を借り醸造、僅か1200本からのスタート。
伝統的にこの地で育てられてきたスモイ種。様々な理由から多品種にとって代わり、現在では一部の地域で希少品種として 残っているだけ。希少だから、伝統を重んじて、そういった理由からでなく、この品種の持つ魅力を最大限に引き出しワインとして表現したい、それがグロリアの目標だ。現在でも彼女の管理する畑は7区画で3haに満たない。
現在、地下のセラーには発酵時に用いられる木製の開放樽のほか、熟成容器として幾種かの古い樽、アンフォラが存在するが、あくまでその年の出来たワインの量に適した容器を選ぶだけ、容器の質や大きさに多くの意味を求めてはいない、とのこと。この村に住むグロリアという「 人 」の生活に寄り添い、あくまで自然に成長したワイン達だ。
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