エマニュエル・ウイヨンを叔父にもつコランタン・ウイヨン。

幼いころからピエール・オヴェルノワの畑に行き、剪定や収穫、醸造、そしてパンつくりなどに出会い、

自然へのリスペクトのある仕事、情熱や感性を得て育ってきました。

その後、ボーヌやモンペリエでワイン造りを学び、

フランス各地やオーストラリア、スイスのワイナリーでも研鑽を積みました。

スイスのワイナリーで働いていた時に出会ったリーヌと結婚。

奥さんの出身地であるサヴォワの地で2020年に5haの畑とカーヴを買い取り、ドメーヌはスタートしました。

氷河期に形成されたモラスと呼ばれる砂岩と石灰質がセメントのようになった固い土壌。

これが溶解し石英の砂になり、濾過性が高く乾燥に強いブドウに適した土壌になります。

このモラス土壌は根が張るのがとても大変ですが、

液体に燻したような香りや野生のニュアンス、スパイシーさや力強さと複雑味をワインに与えてくれるそうです。

「モラス土壌で個性を発揮するそれぞれの品種を自然なまま瓶に詰めたい。」

自然や風土、ワインが瓶に詰められるまでの多種多様なリスペクト。

それに対しての彼自身がすべきことへの深い考慮がなされているのを彼の仕事から感じます。

土着品種とモラス土壌からもたらされるミネラルと旨味、自然そのまま。

（輸入元資料参照）