ピエモンテ、いえ、イタリアが誇るワインの造り手であるテオバルド・カッペッラーノさん。
思わず背筋を伸ばし、緊張感を持ってご紹介したい偉大な造り手です。

惜しくも2009年2月に64歳で逝去されましたが、
愛息アウグストにそのワイン造りは受け継がれています。

（以下、輸入元資料より）

セッラルンガにそびえるカッペッラーノ家は、
100年を超える歴史があるバローロ屈指の名生産者。

最初にワイン造りを始めたのは公証人フィリップ・カッペッラーノで、
次世代にあたる薬剤師のジュゼッペ・カッペッラーノが、
独創的なバローロ・キナートを世に問いました。その後、カッペッラーノ社の今日を築いたのが、
第4世代でわが道を行く超個性的なテオバルドです。

テオバルド・カッペッラーノはバローロの造り手というより、バローロの芸術家です。

彼の振る舞いは、自分の考えにあくまでも忠実に行動する人間のそれであり、
彼の考え方は入り組んだ迷路のような芸術家の思考と共通しています。
彼の話には脈絡がないように思えますが、最終的には一本筋のとおった率直な考えに貫かれており、
カッペッラーノ一族に100年以上も受け継がれる理念に根ざしていることがわかります。

「バローロはバローロであり、ピカソの作品を言葉で説明できないように、
バローロを説明することもできないのだ。」