トラパーニ県アルカモのブドウ農家で生まれ育ったアレッサンドロ。

大きな組合にブドウを売る家族の畑仕事を幼い頃から手伝い、

いつか自身のワインを造るという夢を持つようになりました。

醸造学校へも通いましたが、学校での教えとは反面的に、

ブドウの中には優れたワインを造るために必要なものが

全て備わっている事に気付きます。

介入をできる限り排除した造りを追い求めていきたい

という想いが高まります。

卒業後はピエモンテの大手ワイナリーや、エトナ、ジョージアなどで経験を積みました。

ジョージアで初めて出会った長期マセラシオンという手法は、

現在の彼の白ワインにも採用されます。

アルカモへ帰郷してからは、友人ガエターノとワイナリーを立ち上げ、

長年望んできた化学薬品を排除した無農薬での畑仕事、

添加物を排除したワイン醸造への第一歩を踏み出しました。

さらに自身のワイン造りを追求するために、新たに自身の畑と名前でワイナリーを立ち上げます。

彼の目指す繊細でしなやかな味わいを

生み出せる状態のブドウを収穫することが一番大切だと

彼は言い切ります。

それに対して自分が現在出来る事、今後成すべき事をしっかりと把握し、

自由に、妥協無く、取り組む彼のワインには

大きな期待を感じます。

（輸入元資料　参照）