1870年に創立のマルゲ。
現オーナーのブノワ・マルゲは5代目にあたります。
 
ブノワ・マルゲにとって転機となるのが、エルヴェ・ジェスタンとの出会いです。
有機栽培に興味を持ち、2004年にデュヴァル・ルロワ社で
シェフ・ド・カーヴ(醸造長)を務めていたエルヴェ・ジェスタンを訪ねたブノワ。
以来栽培・醸造の両面でエルヴェに導かれながら、新たな道に開眼し、
2006年から本格的に二人の共同作業が始まりました。
 
 とはいえ5つのグランクリュ村（アンボネ、ブジィ、マイィ、シルリィ、ヴェルズネイ）と、
セカンドクリュ（エペルネ）に畑を保有する歴史あるドメーヌのマルゲにとって、
有機栽培に転換することは大変な困難を伴いました。
 
夫人や両親、古い家柄の親族の猛反対を受けます。
 
にもかかわらずブノワは、あえて、売り易いが個性や品格に欠ける凡庸なシャンパーニュ作りを脱し、
同志エルヴェ・ジュスタンとともに、新たな可能性に向かって強く前進し始めました。
 
（輸入元資料 参考）