Jonas Dostert
(ヨーナス・ドスタート）

モーゼル上流にあるニッテルという小さな村のワイナリー。

自分が住み、生業を支えてくれる土地に最大限の敬意を払いたいと考えるヨーナスは、

化学農薬や除草剤の散布、培養酵母の使用といった人的介入を排除したワイン造りをします。

彼の畑は「ドロマイト質石灰石」と呼ばれる希少な土壌で、

一般的な石灰よりもマグネシウム含有量が多く、より硬いとされています。

そして彼はヨーロッパ最古の品種の一つ「エルプリング」にフォーカスしました。

リースリングなどの「優れた品種」に植え替えられて排除されてきた歴史をもつからです。

ドロマイトとエルプリングから生み出されるワインは、

古代に想いを馳せたくなるような繊細な輝きを放っており、

一貫して自らを自然に明け渡すようなヨーナスの潔さと悩みと優しさが表れているようです。

（輸入元資料参照）